イギリスの原発に中国の技術導入

 中国が独自開発した原子炉技術をイギリスの原子力発電所で導入する計画に、両国首脳が21日の英中首脳会談で合意しました。

 イギリスを公式訪問中の習近平国家主席とキャメロン首相が同日、同国東部ブラッドウェル原子力発電所で、中国の原発事業会社「中国広核集団(CGN)」などが中心となって開発した新型原子炉「華竜1号」の技術を活用することで合意したものです。その他、同南西部にフランス電力公社が建設するヒンクリーポイント原発にも、CGNが60億ポンド(約1兆1000億円)を出資することも決まったと言う事です。

 キャメロン氏は首脳会談後の記者会見で、「歴史的な契約だ」と意義を強調しましたが、国内からは中国製原子炉に対する安全性の不安や、人権問題や南沙諸島問題等を抱える中国と関係を深める事への懸念が高まっています。

 欧米からは中国の人権問題、南沙諸島問題で批判が高まっており、中国政府はイギリスを取り込む事で状況を打開する足がかりにしたいのでしょう。