KYBが不正品使用70の施設名を公表

 油圧式の免震装置と制震装置の検査データ改竄問題で、KYB株式会社は不正品使用が疑われる987件のうち、70県の施設名を公表しました。

 公表されたのは、中央合同庁舎3号館や財務省本庁舎、中央合同庁舎1号館本館、愛知県庁、長野県庁本館等。その他のマンションや観光施設は、今後所有者側の了解が得られれば公表するとしています。

 問題となっている製品は、免震ダンパーや制震ダンパーと呼ばれ、油圧シリンダーで地震の揺れを吸収するものです。不正があると見られるのは1万点以上におよび、KYBは生産能力を5倍に引き上げ、当面新規の出荷は行わず、不正品の交換を最優先すると言う事ですが、それでも月に500本が限界で、全ての不正品を交換するには2年以上かかると見通しです。

 KYBにはこれらの製品をチェックする人員が一人しかおらず、度重なる震災で製品の需要が増える中、納期に間に合わせるために不正が常態化していたようです。ただ、不正自体は15年前から行われており、それだけが不正の原因では無さそうです。この辺りは、今後の調査で解明されることを期待したいと思います。

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