イギリスの原発に中国の技術導入

 中国が独自開発した原子炉技術をイギリスの原子力発電所で導入する計画に、両国首脳が21日の英中首脳会談で合意しました。

 イギリスを公式訪問中の習近平国家主席とキャメロン首相が同日、同国東部ブラッドウェル原子力発電所で、中国の原発事業会社「中国広核集団(CGN)」などが中心となって開発した新型原子炉「華竜1号」の技術を活用することで合意したものです。その他、同南西部にフランス電力公社が建設するヒンクリーポイント原発にも、CGNが60億ポンド(約1兆1000億円)を出資することも決まったと言う事です。

 キャメロン氏は首脳会談後の記者会見で、「歴史的な契約だ」と意義を強調しましたが、国内からは中国製原子炉に対する安全性の不安や、人権問題や南沙諸島問題等を抱える中国と関係を深める事への懸念が高まっています。

 欧米からは中国の人権問題、南沙諸島問題で批判が高まっており、中国政府はイギリスを取り込む事で状況を打開する足がかりにしたいのでしょう。

ナスカで新たな地上絵発見

 山形大学人文学部付属ナスカ研究所(所長・北川忠明学部長)の7日発表によると、ラクダ科のリャマとみられる地上絵24点を新たに確認したそうです。

 同研究所はペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の解明に取り組んでおり、過去にも地上絵17点を発見しています。

 発見されたのは、ナスカ市街地から1.5キロほど離れたアハ地区にある丘の斜面で、数十点の地上絵が集中して描かれているのは前例がなく、時期としては紀元前400~同200年ごろのパラカス後期と推測できるという事です。

 発見された場所は市街地から1.5キロと、かなり近いために宅地開発で破壊される危険性が高く、同研究所は保護の重要性を訴えています。

 ナスカの地上絵は近年自動車の進入による破壊が目立ち、消滅の危機があると言われており、現在は保護のため地上絵のあるエリアには許可無く入ることは出来ません。殆どの絵が地上からはその形が確認できないほど大きく、描いた方法や目的は謎に包まれています。宇宙人が関わっている、と言う説も根強く囁かれています。

三重大付属病院でパワハラ裁判

 三重県津市の三重大学医学部付属病院臨床麻酔部に勤める30歳代の男性助教が25日、意に反して退職を勧められるなどパワーハラスメントを受けたとして、同大を相手取って慰謝料などを求める訴訟を津地方裁判所に起こしました。

 訴えを起こした男性助教授は、同大の男性教授から「違う場所を探しなさい。大学での臨床はしなくていいから」と言われ、手術室などがある手術場への出入りを禁じられたうえ、同大の女性講師から退職届の書類を送られるなどしたと言うことです。

 男性助教授はこれらの件について、病院長に相談するなどしましたが、大学側が適切な対応を取らなかったとして、「技術の習得や研さんの機会が不当に奪われた」と主張しています。

 良く聞く話と言えば、良く聞く話です。上司から「お前はもう辞めろ」と言われて、仕事を与えられなくなる。今回の件では女性講師から退職届の書類が送られてきたと言うことですから、職場の複数の人間からパワハラを受けていたことになります。教授の派閥に入れず、職場で孤立していたのかも知れません。病院というのも閉鎖的な世界で、一度人間関係のトラブルが起きると、一気にエスカレートする、なんていう話も聞いたことがあります。一昔前なら、殆どの場合泣き寝入りするしかありませんでしたが、今は事情が違います。

 勿論、訴えた男性教授の側に何か落ち度があった可能性もあります。どちらかが一方的に悪いという単純な話は逆に少ないでしょう。

 看護師 夜勤なし